玉露・煎茶
製造工程
茶師の技が”味”を支えています。
江戸中期に当社が位置する京都宇治田原の永谷宗円(ながたにそうえん)によって考案された「青製煎茶製法」。 茶色だったお茶の色を美しい緑色に変えただけでなく、香りも味も圧倒的に優れた高品質の煎茶をつくり出しました。 その宇治田原で、皆様においしいお茶をお届けしたいという思いで、お茶づくりに取り組んでいます。
第一工場・第二工場 責任者
上野 義次
ほんの少しの差で仕上りに差が出てくる茶の加工はその仕上げ茶毎に様子が違い、五感や経験が重要になってきます。 スタッフ一人一人が茶師としての自覚をもって製造にあたるよう日々精進しています。
製造工程
「製造スタート」です
茶のプロが売り場の茶の種類やお得意様のご希望に沿った配合を考案します。 考案した配合荒茶をホッパータンクに投入します。
![「製造スタート」です](https://uji-yanoen.com/wp-content/uploads/tonyu_hopper.jpg)
選別機にかける
「篩・切断機」
大小様々な形をしている荒茶をふるい分け、切断して形を整えます。 また平行機で縦、横、厚みのある荒茶を均一の大きさに揃え、ここで茎・芽・粉を選別します。
![選別機にかける](https://uji-yanoen.com/wp-content/uploads/1s_setsudanki.jpg)
「色彩選別機」
茶の明るさ、色を選別して葉と茎などを分離します。 流れ落ちる茶をカメラにより茎茶等に色別します。
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美味しさへのこだわり
丹念な選別
矢野園では、先に丹念に選別をかけるという工程を踏んでいます。 後の火入れ過程で、仕上げ茶・選別した出物( 葉・茎・骨など) を個々に作業するためです。 出物それぞれに火入れの温度が違うので、一緒に火入れを行うとむらができ、味に影響してきます。 より美味しくきれいに仕上げるために、この丹念な工程にこだわっております。
乾燥・火入れ
乾燥・火入れ茶葉の水分をとばし、加熱により香味を向上させ火香をつける火入れを施します。 当社では、茶種や部位によって数種類の乾燥火入機を使い分けています。 熟練の技が必要となる大切な工程です。
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![](https://uji-yanoen.com/wp-content/uploads/kanso_hiire_4.jpg)
美味しさへのこだわり
茶種や部位によって数種類の乾燥火入機を使い分けています。 また、この重要な火入れの温度を、気温や各茶種の様子により、細やかに調整します。 まさに茶のプロが、独自の製法と共においしい茶ができるよう丹精をこめている現場です。
合組機
それぞれのロット毎のお茶がこの合組機に入り、お茶の均一化をはかります。
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碾茶・抹茶
製造工程
製造場所
丁寧に宇治抹茶をつくりあげます。
碾茶荒茶から茎・葉脈部分を取り除き切断したものを、碾茶仕上げ茶といいます。 この碾茶仕上げ茶をさらに石臼や粉砕機で微粉化することで「抹茶」になるのです。
第三工場 責任者
上野 義次
煎茶玉露とは違った製造工程を踏む碾茶。 最終形である抹茶の味をも想定しながらそれぞれの工程を調整する細やかさを忘れません。
製造工程
「製造スタート」です
茶のプロが売場の種類やお得意様のご要望に沿った配合を考案します。 考案した配合茶を昇降機に投入します。
![](https://uji-yanoen.com/wp-content/uploads/1s_tank_tonyuu_new.jpg)
総合仕上機にかける
碾茶荒茶を抹茶加工しやすい大きさに切断し、茎や葉脈などを取り除きます。
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乾燥
乾燥させ、独特のお茶の香りをつくり出します。
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選別機にかける
再度選別機にかけ、茎や葉脈を取り除きます。
合組機
それぞれのロット毎のお茶がこの合組機に入り、お茶の均一化をはかります。
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ここで仕上がった茶葉が「碾茶仕上げ茶」となり、冷蔵庫保管されます。
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抹茶の原料である碾茶へと仕上がり、各抹茶製造工場へ
石臼挽き抹茶
碾茶仕上げ茶を、丁寧に石臼で挽きあげます。 石臼1機で仕上げられる量は1時間35g。 昔から形を変えないこの道具で挽いてこそ、あのなめらかさや深い味わい、鮮やかな色み、抹茶をたてたときのまろやかな風味が楽しめるのです。
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第三工場 責任者
廣垣 秀樹
様々なシーンで見るようになった宇治抹茶。Matcha が世界共通語にもなりつつあります。 それを作り出す現場から、丁寧な仕事で挽きあげる当社の最高級のお抹茶をつくっております。
![](https://web.archive.org/web/20220521020546im_/https://uji-yanoen.com/img/8/line_circle2.png)
殺菌抹茶
まず殺菌抹茶の原料となる碾茶仕上げ茶を空気輸送で殺菌室に運び、殺菌することからはじまります。 高温の高圧蒸気を茶葉に当てる方法で殺菌を行い、後気流式粉砕機にかけることで殺菌抹茶としてできあがります。
第六工場のご案内
![](https://uji-yanoen.com/wp-content/uploads/78d0a586446b03f63896f21b2d8902e4-2-1024x363.png)
最新の工場設備と、こだわりの抹茶作りの詳細をご覧いただけます。
![](https://uji-yanoen.com/wp-content/uploads/yano_t_2.jpg)
第六工場 責任者
矢野 達也
安心安全な商品が求められる今、最新の機器を備えた第六工場は多様なニーズにお応えできる可能性を持っています。 お客様の声に真摯に向き合い努力していきます。
![](https://web.archive.org/web/20220521020546im_/https://uji-yanoen.com/img/8/line_circle2.png)
粉砕抹茶
仕上がった碾茶をバッチ式ボールミル粉砕により抹茶につくりあげます。 ミルから発生する気流により原料同士を衝突・摩砕させ抹茶をつくる方法です。 粉砕時の発熱を防ぐ為機械全体を冷水にて冷却し、品質劣化を防ぎます。 生産能力が高く、業務用のお抹茶として仕上げることができます。
粉砕茶工場 責任者
廣垣 秀樹
抹茶の粒子は細かく、各茶が混ざらないよう、都度機械の掃除を行うことが必要になります。 この作業が大変ですが、大切なものでもあります。 この丁寧な仕事を、味で感じていただけると思います。
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![](https://uji-yanoen.com/wp-content/uploads/green_maccha_pointer.png)
検査室へ
全ての抹茶製造工場で仕上がった抹茶に対し、「茶成分検査計」「分光色差計」「粒度計」「官能検査」を行っています。
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![](https://uji-yanoen.com/wp-content/uploads/kanno_kensa.jpg)
ほうじ茶
製造工程
製造場所
焙じたての香りにこだわっています。
ほうじ茶は強火で焙じたものをいいます。 その魅力は何といっても独特の香ばしさです。 また高温で焙煎するため、高度な技術が必要な点も特徴です。 焙じたての香りをお届けすることにこだわり、自社ほうじ茶工場で製造しております。
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ほうじ茶工場 責任者
伊藤 利彦
ほうじ茶工場は香ばしい焙煎香につつまれています。 と同時に常に真夏の暑さの工場です。 焙じる温度や湿度で茶の味や香りが決まる重要な工程、おいしさをお届けしたいという思いで取り組んでおります。
製造工程
「製造スタート」です
ほうじ茶専用原料茶葉を投入します。
![](https://uji-yanoen.com/wp-content/uploads/1s_tank_tonyuu_new.jpg)
ほうじ茶機にかける
2種類のほうじ機を用途により使い分け焙じあげます。
![](https://uji-yanoen.com/wp-content/uploads/sougouki.jpg)
冷却器
香りを閉じ込めるため、冷却を行います。
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職人による焙煎で、ほうじ茶として仕上げられます。
ほうじ茶
ほうじ茶へ仕上げるには、合組み後にの緑茶を更に高温で焙煎する工程が入ります。 当社では「砂炒り焙煎機」と「赤外線火入機」を使いわけ、茶葉に火入れを行います。 経験を必要とするこの作業は、熟練の茶師が製造管理しています。
![](https://uji-yanoen.com/wp-content/uploads/daiichi_tank_3_new.jpg)
美味しさへのこだわり
ほうじ茶の魅力である「香り」をお届けすることにこだわり、つくり置きはせず、ご注文いただいてからの焙煎をしております。 また経験が必要とされる重要な火入れは、長年の経験と技を受け継ぎご納得いただける製品として仕上げております。