緑豊かな山々に囲まれた、京都府の南に位置する宇治田原町。
この宇治田原町湯屋谷(山城国綴喜湯屋谷)の「永谷宗円」が今から約280年ほど前、青製の煎茶を発明しました。
今は当たり前に飲んでいる鮮やかな青い色のお煎茶。
それまでは庶民は黄色や茶色、赤茶色のお茶を飲んでいたようです。
宗円はお茶の製造工程を試行錯誤し、58際の時にそれをつくり上げました。
そして彼はこの「青製煎茶」を江戸の地へ出向き茶商へ持ちまわり、販路を拡大させました。
そこから煎茶が江戸の民衆の中に浸透、定着していったのです。
この永谷宗円の功績をたたえ、集落の氏神である大神宮神社に宗円を茶宗明神として合祀しました。
(引用:http://ochanokyoto.jp/spot/detail.php?sid=300)
先月4月16日にはわが国の煎茶を確立させた大恩人の宗円翁をしのび、茶宗明神で春季大会が行われました。
春季大会では新茶木を迎え、宗円翁の9代目子孫にあたる永谷俊樹さんが茶をたてて献茶。新茶の豊作と茶業の発展を祈願しました。
また同宇治田原湯屋谷には、「青製煎茶製法」を開発・普及させたといわれる永谷宗円や代々の永谷家が暮らした屋敷の跡に、焙炉跡を保存するために建設された永谷宗円生家があります。
生家内部には復元焙炉や囲炉裏が設置され、映像機器により、お茶の製法や宗円の足跡について知ることができます。
今月14日には永谷宗円生家新茶まつりも行われます。
是非緑茶発祥の地宇治田原を味わいにいらしてください。
永谷宗円生家新茶まつり | |
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開催日 | 2017年5月14日(日) |
時間 | 10:00~15:00 |
場所 | 永谷宗円生家周辺(宇治田原町湯屋谷空広) |
住所 | 京都府綴喜郡宇治田原町湯屋谷小字空広 |
アクセス | 京都京阪バス「工業団地口」バス停より徒歩25分 |
お問い合わせ | 0774-88-6638(宇治田原町役場 産業観光課) |
備考 | お車は湯屋谷会館に駐車してください。 |
お茶の京都>永谷宗円生家新茶まつりサイト http://ochanokyoto.jp/event/detail.php?eid=13(引用:同サイトより)