美味しい日本茶は茶器選びから始まる ~茶碗編~
お茶を美味しく飲むには茶器にもこだわりたいもの。
今回は茶碗の選び方やお手入れ方法などを紹介します。
お客様に失敗しない茶碗選びをご提案しましょう。
- 「茶碗で微妙に変わるお茶の味」
- 「茶碗の種類を覚えましょう」
- 「磁器と陶器、使いやすいのは?」
磁器と陶器、使いやすいのは?
茶碗には磁器と 陶器があり、用途に応じて使い分けたいもの。
磁器は透き通るような質感や趣に加え、内側が白いものが多いことから水色が美しい玉露や煎茶に相応しく、おもてなしにも活躍します。( →「 茶碗の 内側の色に要注意!」関連記事)
陶器は温もりを感じさせる手ざわりがあり、使い込むうちに色合いや風合いが変わっていく面白さが魅力。厚手でほうじ茶など高温で淹れるお茶にぴったり。陶器は重量があるので、女性やお年寄りは軽めのものを選びましょう。
茶碗もお手入れが 大切です
お気に入りの茶碗は長く愛用したいものです。磁器や陶器は割れやすいため、日頃から丁寧に扱うこと。茶渋が気になる場合は、専用 洗剤などで1か月に1回程度は洗浄しましょう。茶碗によっては使い込むことで味わいが増すものもあります。萩焼 などの貫入(装飾的なヒビ)が入った茶碗なら、使い込むほどお茶が浸み込み、味わいの変化が楽しめます。