シリーズ ~BOOK2~
『本のお茶』
お茶に込められた日本文化と美意識を見直すための1冊をご紹介します。
『本のお茶』(角川書店刊)は、明治39年(1906)に刊行された岡倉天心著「The Book of Tea」を現代語訳とイメージビジュアルで蘇らせた本です。
原書は日本国内において西洋化が急速に進んだ時期に英語で書かれ、ニューヨークにおいて2か国語で出版されました。
日本的な様式美を世界に紹介する上で重要な役割を果たした1冊です。
本書は岡倉天心の考える茶の心をエッセンスだけ取り出して意訳。教養書、茶道書として扱われがちな「The Book of Tea」を現代の日本人が手に取りやすいよう、美しい編集でまとめてあります。