宇治田原町の玄関口に、府内最大級の集団茶園がついに完成しました。
2010年3月20日には「宇治田原大茶園ふれあい見学会」が同集団茶園で行われ、約15ヘクタールと広がる茶園のお披露目がされました。また同茶園の名称『宇治田原 宗円の郷』が発表され、永谷宗円翁の郷・日本緑茶発祥の地である宇治田原の益々の茶業の発展を願いました。
この茶園には「鳳春」など6種類の苗木30万本が植えられ、初摘みは平成27年春頃の予定です。宇治田原町へ入ると目の前に広がるこの景色が、青々とした新芽で彩られる日が楽しみです。
宇治田原町の「茶」に関する試み
緑茶発祥の地である宇治田原町は集団茶園をはじめとし、茶に関する様々な事業を行っています。茶文化を次世代に伝え、お茶のふるさととして宇治田原をより多くの人に知っていただこうと発信しています。
・集団茶園整備事業 | 大型機械の導入、組織的経営への移行等により茶業経営の大改革を推進し、 茶業の更なる発展と後継者の育成 |
・茶の苗プレゼント事業 | 新しく本町住民になった方、世帯転入者へお茶の苗プレゼント |
・永谷宗圓 『茶文化賞』 | 茶祖・永谷宗圓翁を輩出した「日本緑茶発祥の地」である宇治田原町を全国に発信する一環として、宇治田原町の自然や歴史、お茶に関する俳句等を募集・発信 |
・「子ども総合育成講座」開設 | 茶園育成、茶摘み体験、茶の入れ方・飲み方等について小・中学校を通じて総合的に学習する講座を設ける |
・修学旅行生茶摘み体験学習招致 | 全国から京都府を訪れる修学旅行生等を受け入れ、茶摘みの実地体験を行ってもらう |
(宇治田原町HP参照 http://www.town.ujitawara.kyoto.jp/)