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お茶との相性がいい洋菓子

(06/01)

お茶に合うスィーツは和菓子だけではありません。
繊細ですっきりとした味わいの日本茶には、
フードの味をより引き立てる働きがあるといわれ、
洋菓子やアイスなどと合わせるとひと味違った甘い世界が広がります。

 【マカロン】
マカロンの歴史は古く、1930年にパリの洋菓子店で考案されました。メレンゲ、砂糖、アーモンドプードルを混ぜ合わせて焼いた2枚の生地にクリームなどをサンドした濃厚なお菓子です。その生地に抹茶や小豆など和素材が使われたものであれば、抹茶・玉露・煎茶に合います。

 【生チョコ】
チョコレート生地に生クリームや洋酒を練り込み、ソフトな食感に仕上げた生チョコ。合わせやすい日本茶は、濃厚な甘さに負けない濃い目のお茶がおすすめ。クリーミーで苦みのある甘さには、抹茶、玉露、煎茶などのコクのある上級茶にマッチします。

 【ギモーブ】
ギモーブはフランス語。マシュマロの名でおなじみのお菓子です。香料でなく、果汁を使った優しい味のギモーブなら日本茶に合います。柔らかな口当たりと穏やかな香りを損なうことのない、香り高いお茶がベスト。煎茶や玉露がよく、特に香りのいい宇治茶はおすすめです。

 【プリン】
カスタードプリンは、フランスで生まれた冷菓。なめらかな口当たりは、まろやかな味の玉露にぴったり。一煎目は玉露だけを味わい、二煎目以降はプリンと合わせてみては?コクのある焼きプリンは、玉露や煎茶の製造過程で生まれる濃厚でキレのある芽茶とマッチします。

 【フルーツポンチ】
たっぷりのフレッシュフルーツと寒天が入ったフルーツポンチ。甘さスッキリの夏のデザートには、爽やかな冷煎茶との組み合わせがぴったり。水出し煎茶や普通蒸し煎茶を、一晩じっくり冷蔵庫で水出しするとよいでしょう。寒天の透明感ともマッチし、涼しさもアップ!
 

 【抹茶アイス】
アイスの冷たさで麻痺した舌の感覚をリセットするには、温かいお茶を飲むと良いでしょう。アイスのおいしい一口が最後まで楽しめます。アイスの種類にもよりますが、抹茶アイスには意外にもほうじ茶がマッチ。全く異なる風味を合わせると、思いがけない味に出合えます。

 【クッキー】
サクッとした食感のクッキーには、香ばしい香りのほうじ茶や番茶が合います。中でも京番茶はやかんや土瓶などで煮出して飲むと、スモーキーな味わいがあり、クッキーを食べたあとの口の中の余分な脂分をスッキリと洗い流してくれるため、相性抜群のお茶といえます。

 【チーズケーキ】
ベイクド、スフレ、レアの3タイプがあります。どれもチーズの酸味が利いた上品な甘さで、茎茶と好相性です。煎茶や玉露などの茎の部分を使っており、その形状から棒茶といわれ、甘味と香りの残る洗練された味がチーズの酸味とあいまって、後味もふくよかです。

(参考資料 山上昌弘著『知識ゼロからの日本茶入門』、鳥越美希著『暮らしの歳時記 お茶と和菓子の十二ヵ月』)






COOK 2

(05/06)

シリーズ ~COOK2~
梅干と鰹のたたき茶漬け 
もうすぐ旬を迎える初鰹のたたき。 これを酒と醤油に漬けて梅茶漬けに。

 
 [用意するもの]
●煎茶または玄米茶
●ご飯150g(1人前)
●鰹のたたき(3切れ)
●醤油(適量)
●料理酒(小さじ1杯)
●一味または七味とうがらし(少量)
●青ねぎ(少量)
●梅干(1粒)

[作り方]
① 適量の醤油に小さじ1杯の料理酒を加えます。
② 酒醤油に一味または七味とうがらしを軽くふりかけます。
③ 鰹のたたきを酒醤油に漬け、その間に青ねぎをきざんでおきます。
④ 漬かった鰹のたたきをご飯の上にのせます。
⑤ その上に青ねぎと梅干をのせ、お茶をかければ完成です。
※梅干はくずしておくと、よりおいしくいただけます。
 青ねぎで鰹の臭みが消え、梅の風味も爽やかです。
 梅と鰹のコラボレーションをぜひ。






お茶と相性がいいお漬物

(03/19)

お茶にとって好相性のお漬物。
基本的には番茶やほうじ茶がよく合いますが、
意外なお茶との絶妙な組み合わせも見逃せません。
ふるさとが生んだお漬物を新しいお茶請けとして見直してみてもいいですね。

【白菜の浅漬け】
白菜、粗塩、昆布、赤唐辛子があれば、簡単に作れるお漬物。サラダ感覚でサッパリと食べられるため、クセのないお茶との組み合わせがベスト。軽い煎茶や番茶がよく、キュウリやナスなどのぬか漬けにもマッチします

 【いぶりがっこ】
秋田のお漬物。囲炉裏の上でダイコンを干したあと、たくあん漬けにしたもの。現在では燻製室で乾燥しますが、木の香特有の風味が楽しめます。焙煎香のある、ほうじ茶、京番茶、釜炒り茶でどうぞ。日光のたまり漬けにも、このお茶が合います。

 【野沢菜漬け】
長野の野沢温泉村を発祥とする信州の名物。地元では晩秋になると大樽に野沢菜を塩漬けする風景が見られます。あっさりとした風味は、さっぱり系のお茶がぴったり。軽めの煎茶や番茶がおすすめ。京都の壬生菜漬けも、このお茶で味わいましょう。

 【奈良漬け】
平城京の昔より大宮人が食したと伝わるお漬物。白ウリ、キュウリ、スイカ、ダイコンなどを塩漬けし、何度も新しい酒粕に漬け替えて仕上げます。ほのかな酒の香りと個性的な味わいは、ほうじ茶、京番茶、釜炒り茶にマッチ。また、碁石茶との相性抜群です。

 【しば漬け】
京都・大原の里の名産で、ナス、キュウリ、ミョウガの薄切りに赤ジソを加えたもの。その強い刺激を中和するのが、渋みが少なく、甘みのある、茎ほうじ茶、釜炒り茶です。これらのお茶は、梅干しやすぐき漬けと組み合わせても好相性。
 

  【福神漬け】
明治初期、東京・上野池の端の茶店で出されたのが評判となって全国に広まりました。醤油・砂糖・みりんの調味液で漬け込んだ刻み野菜は独特の甘みで、渋みのあるお茶が合います。おすすめは煎茶や茎茶で、甘酢漬けにもぴったり。

 【べったら漬け】
江戸時代から伝わる東京特産のお漬物。ダイコンを米麹とお砂糖で漬け込んだもので、甘酸っぱい麹とカリカリとした食感に特徴があります。日本茶では同じように米の風味を持つ玄米茶との相性が良く、やみつきになる組み合わせです。

  【千枚漬け】
京都の冬のお漬物で、幕末に御所の料理人が考案。聖護院蕪を薄く切ることを千枚にするといいますが、その薄切りのカブを塩漬けした後、昆布・みりん・砂糖で漬け込んだもの。渋みのあるお茶がよく合い、煎茶、茎茶、玄米茶がおすすめ。

(参考資料 山上昌弘著 「知識ゼロからの日本茶入門」)






お茶との相性がいい和菓子

(02/01)

お茶を美味しく味わうのに欠かせないのがお茶請け。
なかでも、お茶の渋みに最も合うのが和菓子です。
しかし、茶葉によっては和菓子との相性も様々。
そこで、和菓子の種類に応じた、茶葉の合わせ方をご紹介します。

 
【上生菓子】じょうなまがし
茶席に欠かせない気品ある和菓子。舌ざわりがなめらかで上品な甘さの練り切りは、上質のお茶がベスト。上品な香りと甘み、なめらかな味わいが堪能できる抹茶、煎茶、玉露と組み合わせていただきたいものです。

 【羊羹】ようかん
 濃厚な甘さの練り羊羹には、香り高く、上質な渋みとコクのあるお茶が理想的。普通煎茶、芽茶、抹茶との組み合わせがおすすめ。蒸し羊羹や水羊羹には、その風味に合わせてお茶の淹れ方にも変化をもたせましょう。

 
 【最中】もなか
 香ばしい皮の中に餡を挟んだ最中は、しっかりとした甘さが楽しめる和菓子。その濃厚な味わいには、やはり濃いお茶が合います。上品な甘みとコクを持つ抹茶入り玄米茶をはじめ、抹茶、煎茶との相性がぴったり。

 
 【どらやき】
 焼いた生地に餡を挟んだどらやきは、香ばしさと強い甘みがあり、洋菓子のようなボリューム感があります。やや濃くて、高温で淹れた香り高いお茶との相性がよく、深蒸し煎茶、釜炒り茶、玄米茶がおすすめ。

 
 【干菓子】ひがし
 茶席では薄茶のお茶請けに出されます。落雁などの干菓子に使われる和三盆糖は、強い甘みが特徴。穏やかな香りと上品な甘さの抹茶、玉露、上級煎茶は、強い甘みの和菓子にもくどくならず、さっぱりといただけます。

 
 【醤油煎餅】しょうゆせんべい
 パリパリと香ばしい醤油煎餅は、ついつい手が伸びて何枚も食べてしまいます。こうばしい香りのほうじ茶は、さっぱりとした味わいでたくさん食べるおやつにマッチ。玄米茶、番茶とも相性抜群です。

 
 【塩大福】しおだいふく
 モッチリとした食感の塩大福は、甘みもしっかりしています。パンチの効いた風味には、渋みのある濃い目のお茶がぴったり。高温で淹れた煎茶、芽茶、かぶせ茶は、香り高く渋みの効いた深い味が楽しめます。

 
 【薯蕷饅頭】じょうようまんじゅう
 薯蕷、すなわち山芋を生地に練り込み、餡を入れて蒸した饅頭。茶席にも登場し、上用饅頭の呼び名もあります。フワッとした口当たりと上品な甘さは上質なお茶との相性がよく、煎茶、玉露、抹茶でいただきましょう。

(参考資料 山上昌弘著「知識ゼロからの日本茶入門」)






COOK 1

(01/01)

シリーズ ~COOK1~ 
ツルムラサキと白ねぎの鮭茶漬け
お歳暮でよくいただく新巻鮭。
少し食べ飽きてきたら、お茶漬けにしていただきましょう。

 
 [用意するもの]
●煎茶または玄米茶
●ご飯150g(1人前)
●塩鮭(1/2切れ)
●白ねぎ(細切り)
●ツルムラサキ(葉っぱ2枚)
●塩(適量)

[作り方]
①金網かグリルで鮭を焼きます。
②その間にツルムラサキを2、3センチほどの大きさに切って30秒ほど軽く茹でておきます。
③茹で終わったら白ねぎを細切りにします。
④鮭が焼け次第、白ねぎをご飯の上にのせ、ツルムラサキ、塩鮭をフレーク状にほぐしてのせ、最後に熱いお茶をかけて完成です。
※鮭の塩加減が物足りなければ、食塩を少量振り掛けてださい。
 鮭の塩味にツルムラサキのとろみが口の中に広がります。
 白ねぎの細切りも歯ごたえがあり、風味を醸し出します。
 風邪で食欲のないときにもお薦めの一品です。