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一年の無病息災を祈る 大福茶oohuku.jpg

新型インフルエンザの流行が懸念される昨今です。風邪を召されないよう、万全な予防をお願いします。

さて、ワクチンなどがなかった時代、人々はどのようにして流行病に備えたのでしょう。さまざまな民間療法が考案されましたが、大福茶もそのひとつ。

新年に服すれば縁起がよく、心身を健やかに保つといわれる大福茶です。


関西に伝わる大福茶とは…
昔から関西ではお正月を祝って、大福茶という縁起物のお茶をいただく習慣があります。これはお茶の中に結び昆布と梅干しを入れたもので、元旦に飲むと一年間は無病息災で過ごせるといわれるもの。 昆布は「よろこぶ」のこぶ、また、「子生婦」とも書いて子孫繁栄を願う意味があります。梅は春一番に花を咲かせ、実をつけることから、縁起が良いとされているのです。

空也上人が悪疫退散を願って考案した皇服茶がその始まり

大福茶の由来は平安時代にさかのぼります。天暦5年(951)、京都・六波羅蜜寺の空也上人が、都に蔓延する悪疫退散を願い、自ら刻んだ十一面観音像を車に安置して市中を引き歩きました。その際、仏前に献じた小梅干と結び昆布を入れた薬茶を病人に授けながら、念仏を唱えたところ、ついに悪疫は退散。これにあやかろうと、時の村上天皇が元旦に服されるようになり、皇服茶(王服茶)の名がつきました。庶民にとっては幸福をもたらすことから、「大福」の文字が当てられ、縁起の良いお茶として、お正月に飲まれるようになったのです。

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